ご挨拶 眼光紙背に徹する 新年あけましておめでとうございます。 平成30年、平成生まれの方々が30歳を迎えます。 昭和で計算すると、昭和93年になり、明治維新から150年目の節目に当たります。 今年還暦を迎えられる方々は、平成を30年そして昭和を30年生きて来られたことになります。 平成30年を振り返って、まず思い出されるのが「失われた20年」という言葉です。 ここ数年の就職における売り手市場がまるで嘘の様な「氷河期」でした。 平成生まれの人々は、経済成長や豊かさを左程感じることなく、やがて平成が終わろうとしています。 「時代の変化」という視点から考えますと、大きな恐れるような出来事が続発しています。 秘密保護法、戦争法、共謀罪等・・・・戦前のあの恐怖を思い出さずにはいられません。 更に、森友・加計学園問題。(信じられない政府答弁の連続に国民は不信感を募らせました。) 一部の親交ある人間への利益供与、そして国民の奉仕者たる一部の公務員の特定の人物への「忖度」。 これに対して、まともに発言できない、与党議員と一部の野党議員。 こんな日本の姿が、真面(まとも)なのでしょうか?どう考えても異常であり、歪(いびつ)です。 自殺を呼びかけた無差別殺人、施設における無辜(むこ)なる人々への犯罪等々。 何かが狂いはじめた日本!!しかし明るさがあります。 このような「変な社会」をおかしいという声が、名もなき声が出てきていることです。 昨年のノーベル平和賞は「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)が受賞しました。 ごく当たり前のように反核・平和のうねりが大きく、強く広がる事を心から祈念し、普通ように行動しなければなりません。 個人的なことでは、昨年12月1日内閣府所管・企業主導型保育事業実施施設「あすなろ保育園」を開園しました。私が、保育士の国家試験に合格し、園長に就任しました。 一般保育の定員は12名です。病児保育・病後児保育・一時預かり等、働くお母さん達に力強くお役に立つ事を念じての開園です。どうぞご期待下さい。 企業経営においては、人手不足・人材不足が更に深刻化します。 社員の採用・定着が重要なテーマとなります。 何はともあれ、採用できなければ話になりません。 『採用力=企業の業績・仕事の魅力×労働条件・社風の魅力×面接時の魅力』の公式が成り立つと考えます。 採用時の定着としての人材育成のプログラム化・人事賃金制度・キャリアアップシステム等があります。 人手不足の時代には、当然賃金が上昇します。 新規採用者の賃金アップは既存社員の賃金アップへと当然の如く連動します。 これへの有効な対策は、労働生産性向上です。 では、どうしたら労働生産性向上を達成できるのか? これが達成できなければ、昇給も賞与原資もそして人材の確保もできなくなります。 このテーマについては、当社としての今年最大のテーマとして、随時セミナー等を通じてお伝えして参ります。 今年一年が皆々様にとって明るく、前向きな年となりますことを心から祈念申し上げます。 平成30年1月 経営コンサルタント 松本 一喜